現在,taxonomy という英語文字列に対して,「タクソノミー」「分類用語集」「分類法」など複数の訳語が当てられています。

まず,複数の訳語が存在する問題を解決しなくてはなりません。

さらには,では訳語を統一するとしてどれを採用するかを考えなくてはなりません。
個人的には,taxonomy という単語は普通に生活していればまったく縁がない英単語ではあると思います。しかし,Drupal の根幹を成す概念の一つですから,多くのウェブサイトや本で取り扱われるであろう語だとも思います。よって,英語でも taxonomy に関する情報が入手しやすいよう考慮すべきだと思います。以上の理由から,英語をカタカナにしただけの「タクソノミー」で統一するのが最善と思います。

Groups audience: 

Comments

賛成です。一般的には馴染みがないのは仕方ないですね。そもそも node だってそうですし。

けれど、term との絡みになると面倒ですね。
taxonomy term と続く場合(続く場合ってあったっけ)、「タクソノミー」を生かすのなら
「タクソノミー・ターム」
「タクソノミー用語」(これはなんか変)
にするのか。
続く場合に限っては
「分類用語」
にするのか?

あと、vocabulary も厄介ですね。こちらはカタカナ語としては浸透しているけれど、
一般に「ボキャブラリー」というカタカナで使う意味合いとはちょっとズレているので
ボキャブラリーのままだと誤解を招く危険もありそう。

私が、taxonomyとかtaxonという言葉を始めて聞いたのは10年くらい前に知り合いから学術用語としてであり、drupalに出会わなければこの先も見ることはなかったかもしれません。

私の場合、分類というとcategoryを連想してしまいましたが、同じ辞書では、1 (生物学の)分類上の区分, 部門. 2 種類, 部類. 3 《哲学》カテゴリー, 範疇(はんちゅう). となっていました。
# カテゴリーというのは哲学用語だったのか。

drupalを知った当初は、 タクソノミーという訳で良いと思っていましたが、最近になって、それで本当にdrupalについて始めて聞く人が理解してくれるのかという疑問を感じるようになりました。
「タクソノミー」という言葉が浸透すればよいのですが、そうでなければ、さらに「分類法とか分類学のようなもの」などと説明をいちいち加える必要が出てきます。「分類学」を国語辞書で引くと、

> ぶんるい-がく 【分類学】
> *
> 生物界を一定の規則に従って、門・綱・目・科・属・種・品種などの段階にまとめて整理し、これらの相互関係や系統分化などを研究する学問。

と書かれていて、一見、生物学上の用語のようです。Wikipediaでも生物学の用語として説明されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E9%A1%9E%E5%AD%A6
http://en.wikipedia.org/wiki/Taxonomy

それから、vocabularyは語彙というふうに覚えていたのですが、国語辞書には

> ごい —ゐ 【語▼彙】
> *
> o (1)〔vocabulary〕ある一つの言語体系で用いられる単語の総体。言語体系をどのように限るかによって、内容が変わる。日本語という限り方をすれば、日本語の単語全体を意味し、漁村・農村あるいは特定の職業など、ある領域に限れば、その領域内で使われる単語の全体を意味し、ある個人に限れば、その人の使う語の総量を表す。

と、説明がありました。「あの人はボキャブラリが豊富」は使い古された使用例ですね。
なんだか発散気味なのですが、大切なことはdrupalでこれらの単語が使われている関係を理解することで、それを分かりやすく説明できる単語は何かということですね。

以下、私の理解しているtaxonomy関連の説明ですが、勘違いしているようでしたら教えてください。

生物学的な意味合いを控えめにすると taxonomy というのは分類学か分類法かということになればは分類法のほうがよさそうですが、そういう仕組みのことなので、分類機構というのも良いかもしれません。
drupalの分類機構(タクソノミー)では、複数の語彙(ボキャブラリー)を登録でき、それぞれの語彙には複数の用語(ターム)が定義できます。
たとえば、drupalのページ(ノード)には複数のカテゴリ(語彙)について、ぞれに関する用語を選択することができます。

数年前のことですし、私の考えが浅くていろいろ矛盾したことを言っていますが、参考までに。
http://drupal-jp.sourceforge.jp/main/node/44#comment-203

※ちなみに参照先の
http://drupal.org/node/937
はいつの間にか削除されています。Drupal6になってtaxonomy のところでCategory という言葉をつかわなくなったためかと思われます。

追記
現状のDrupalo.org では

Terminology>Taxonomy
http://drupal.org/getting-started/before/terminology#taxonomy

About taxonomy
http://drupal.org/node/774892

に、まとまった説明がありますね。

分類学(taxonomy)では、「門・綱・目・科・属・種・品種などの段階にまとめられている」ということで、タクソノミーは階層を持つということがカテゴリーとの違いのようですね。drupalのその仕組みの命名に拘った理由がよくわかりました。

フォークソノミーついてgooの国語辞典では、新語として、

> * 補足説明folk(民衆)と taxonomy(分類法)の合成語
>
> # 多数のネット-ユーザーが,ある URL に対して,思いのままのタグ(分類用の語句)を付記することによって実現する,ウェブ-ページの分類方法。ソーシャル-ブックマークで行われている分類方法。

Wikipediaでフォークソノミーは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%...

残念ながら、タクソノミーはありませんでしたので、分類法で探すと分類に転送されました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E9%A1%9E%E6%B3%95

> 分類(ぶんるい)とは、事物や現象を、区分を行うことによって整頓し体系づけることである。 そうして作られたグループをカテゴリという。

というのが、タクソノミーとカテゴリーの違い(関係)のようですね。

ということで、「フォークソノミー」が一般に理解されているとすれば、「タクソノミー」は当然理解しているべきことだということもわかりました。ところが、意外にもWikipediaになくて、goo辞書でも新語扱いなのです。drupalのハイライトといえる機能だと思いますので、検索すれば的確に出てくる言葉のほうがよいでしょう。
個人的には「タクソノミー」でじゅうぶんなのですが、drupal以外のWeb系のアプリケーションにない特徴的な機能を表す言葉だとすると、一般に浸透するにはさらに時間がかかるのではないかという心配がありますので、当面は「分類法」とか「分類機構」のような耳慣れた言葉のほうが良いのかなと思った次第です。

#的確なポインターをありがとうございます。
(まさに、そのdrupal用語集の翻訳があるとよいですね。)

  • 日本語インターフェースでの使い勝手を優先するか,
  • 原語がすぐに分かるようにすることで,英語が分かる人や英語を理解する努力を厭わない人に,(日本語情報よりもはるかに豊富な) 英語情報へのアクセス性を提供するか

で全く正反対の結論になると思っています。どちらも重要で意義があるとは思います。だからこそ,どちらかに決めるのが難しい...

皆さんの議論をとても面白く拝読していました。
ryoさんの数年前の議論(http://localize.drupal.org/node/1403#comment-6848)も大変参考になります。
ここに引用されている英語の文献を読むと、英語ネイティブの人でさえ「taxonomy」という言葉はそれほどポピュラーでフレンドリーなものではない、ということのようですね。

その上で。

すぐ上のaiwata55さんのおっしゃる二つの考え方の両方に賛成なんですが、僕はこれは並び立たないものではなく、「原語がすぐに分かるようにする」ことで「日本語インターフェースでの使い勝手」もよくなると考えています。
理由は二つ。

1)二番目のまんまなのですが、英語の情報がほとんどである現状で、こうした特殊な用語に関しては、元の英単語が容易にわかる(推測できる)ことはとても重要である、ということです。
英語であるかどうかにかかわらず、なにかわからないことが出てきた場合、それを解決するには疑問を感じた人自身が能動的・主体的に解決する努力を必要とします。それをしない人はそもそも解決をする機会や意思を放棄したことになるでしょう。
そうした場合に肝心なのは、できるだけ容易にそれに関する情報が得られる道筋を残しておくこと、だと僕は思います。それには「誰が見てもこの訳語で決まり!」と言えるようなものがある用語ならともかく、原語(がわかるようなカタカナ語)で残しておく方がいいと思います。

2)こうした英単語自体があまり日本人になじみのないものであって、kuwamuraさんがおっしゃるようにいちいち説明が必要になりそうなものである場合、どうしてもこういうふうに複数の訳語が出てきてしまうことになります。すると、必ずそれを検討・議論する必要が生じます。
その時間・コストをどう捉えるかにもよりますが(時間をかけても議論すべきな場合もあるでしょう)、それよりもとにかくカタカナ化してしまう方が早くてラクで、かつ、なによりも日本語版を必要とする人たちの便益になると考えます。

どうしても直感的に理解できるものではないがゆえに説明が必要そうになるなら、なんとかしてあらかじめ適切な訳語を考えておく(そこに最初に時間・コストをかけておく)というのもたしかに一理あると思います。
しかし、Drupalでしかほとんどお目にかからない(と思われる)単語は、管理画面のどこか(そのモジュールなりなんなりを使う人が、最初に目を通すと思われるところ)に一言説明でも書いておけばいいのであって、無理に訳さずそのまま“押し通し”た方がいいように僕は思っています。普及すれば、その用語も次第に受け入れられるようになるでしょう。

Shin
//The brand-new MacBook Pro is really awesome !!

なるほど、日本語として定着(普段あまり使われないという意味で)していない言葉の説明のために、かえって複数の訳語となっていたというのが現状でもありますね。

日本語として分かりやすい訳語にするというのはひとつの手ですが、確かに、本来の言葉を普及させる努力もできますね。たとえば、Wikipediaにタクソノミーというエントリーを作ってもらうことと、フォークソノミーの説明にタクソノミーからの派生語であるというところからリンクを張ってもらうだけでも、ぐっと認識が広がる気もします。

訳語の統一という意味ではカタカナ化のほうが、効率がよいというのは納得できます。そういうわけで、訳語統一と作業の効率化を最優先と考えるとカタカナ化のほうがよいというのは同感です。それでもって、統一されていれば、後で変更するにしても、作業は楽ですね。

みたいなのが実は一番無難でわかりやすい気がしたりもするんですけどねw

Taxonomy を普通の英和辞書で引くと単に「分類法・分類学」と書いてあるだけのようですね。
いろいろ調べてみて一番詳しかったのは「英辞郎 on the Web」(これの iPhone 版は素晴らしい!)でしたが、それには

taxonomy
【名】
〔動植物の〕分類法◆伝統的には外見の類似によって分類されていたが、遺伝子の類似による分類基準が導入されている。
〔動植物の〕分類、範疇
〔動植物の〕分類学
●“taxonomy”の検索結果(27 件):英辞郎 on the Web:スペースアルク
http://eow.alc.co.jp/taxonomy/UTF-8/?ref=sa

とあり、すべて動植物に絡んだものということになっています。

こういう場合、一応英英辞典も引いてみることにしているのですが、たとえば WordWeb(iPhone版)の場合、

A classification of organisms into groups based on similarities of structure or origin etc

というのが第一義に上がっています。あと二つあるのですが、それらはやはり動植物絡みの記載。
organism も生物の器官と解釈すれば、やはり動植物絡みということにもなるのですが、広義では人間や社会のシステムに関係するとも解釈できますね。

さて。
kuwamuraさんの「vocabularyは語彙というふうに」というくだりからの一連のお考えを拝見してふと思ったんですが、逆(下位)から考えていくのもわかりやすいというか、なにかのヒントになるのではないでしょうか。

たぶん term が「用語」と訳されるのにあまり異議は出ないと思うのですが、だとすると、それの集合体・分類グループのような vocabulary は語彙ではなく「用語集」「用語分類」(本当はカテゴリーと素直に言いたいような気がするw)といった意味(訳)の方が適切なのではないかと。あるいは“定義する”という意味を明示して「用語定義分類」とか。
さらに上位に戻って「そうした分類をすること・機能」という意味での taxonomy は、だったら「用語(定義)分類機構・機能」のような言葉で呼ぶのは意味的には合っているように思います。
ただ、こんな感じだと逆にあまりに固すぎてかえってわかりにくいような気もしてきますが(^^;;

まあ、僕自身は、さきほど別コメント(http://localize.drupal.org/node/1403#comment-6863)で書かせていただいたように、もうこの手のある意味特殊な用語は、おしなべて“カタカナ化”の方がいい(少なくともベター)と強く思っています。

Shin

Drupalの話をしていて「タクソノミーって何か分からない」と言われる事があります。運用は難しくなりますが全て完全に訳語が統一されていなくても良いと思います。基本は「タクソノミー」(メニューなどでは必須)としてヘルプなどでは「分類用語集(タクソノミー)「タクソノミー(分類用語集)」などとしても構わないと思います。

これなら訳語・カタカナ、両方の解りやすさのメリットを享受できると思います。どうでしょうか?

さっきのコメントを投稿したあと、反対もありかも、と思いました。

基本を「分類」、ヘルプなどで「分類(タクソノミー)」

でも十分わかりやすいですよね。多分。

http://drupal.org/node/13220 で,"Linux for Schools: Localization and Translation" からの引用で以下のような文章が紹介されています。

Your task is ... to convey the content, so do not be afraid to localize the original text with something completely different (something that fits, of course). Read the original text, understand its content, and consider how you would formulate the text in your language (without first having heard of the original text).

つまり,word by word で訳すよりも,意味が伝わるように訳した方がいい,ということだと思います。

この方針に則ると,とくにオンラインヘルプなどは,Drupal で使われる英語になじみのない日本人ユーザー向けに書き足したり,変更したりしても構わないということになります。原文に拘りすぎないで,使いやすさを優先するということです。書き足す人の責任は大きくなりますが,このようにすると Drupal が日本人にさらに使いやすくなるでしょうね。

ということで,オンラインヘルプにタクソノミー (ことえりでいつも「炊くそのミー」と出る...学習能力のないやつめ...) の解説を入れて,ユーザーインターフェースのほかの場所では単純に「タクソノミー」で通す,に一票。

P.S.
タクソノミー,ノードなどは英語圏のユーザーにも分かりにくい概念らしいですから,オンラインヘルプの原文にそれらの解説を含めることを提案してもいいですね。それなら英語版と日本語版とでインターフェースが異なってしまう懸念がなくなりますね。

Sorry to jump in on this in English, but I think everybody here will be able to understand what I'm writing. (If not, let me know I will make an extra effort to translate :) )

I Agree on the effort to make a translation that is easy for Japanese people to grasp (understand) what Taxonomy or Nodes are in Drupal. What I want to warn against (and I think most people here kind of understand it) is going into simplifications of a word thinking it will be easier to understand, but it will limit it's meaning. It is a balance between easy to understand and teaching.

It is right to say that Taxonomy (In English, French and possibly other languages) or Nodes are not an easy words to understand at first (you almost never hear the words in everyday conversations except if you go to post-graduate studies; Master's, PHD...) but they carry enough abstraction to represent what is the Drupal Taxonomy system or the node system. Just calling tags, or category or content might be easier to grasp but might limit how people understand these concept (eg: a node can be a group in organic groups, not just a content..., taxonomies can be used to control access to content, groups or used to build menus and navigations...)

Anyways, I agree on a minimum of using the katakana version (eg: タクソノミー) and explaining it in the help/glossary.

無理に日本語化すると、タクソノミーがらみのモジュールについて、
そのモジュール名とかモジュールの中での説明とかどうするのかという問題も生じてきます。
例えばタクソノミーそのものを「分類」にするとしたら
Content Taxonomy

コンテンツ分類
にするのかしら?
タクソノミーがらみのモジュール、こんなにいっぱいありますよ。
http://drupal.org/search/apachesolr_search/taxonomy?filters=type:project...

それに
http://groups.drupal.org/japan
なんかで質問したり質問に答えたりする時、
あるいは日常的に打ち合わせしたりする時、
結局はタクソノミーって言葉使いませんか?
結局自分が使いもしない訳語を無理にあてはめても意味ないかなとおもうんですけれど。

タクソノミーに限ったことではないですが、できるだけ訳しすぎずカタカナ化するほうが私は良いと思います。

このスレッドで、taxonomy は「タクソノミー」と訳すよう合意できたと思いますが、term はどうしましょう?